#背中の痛み

10代 学生 T君

2ヶ月前くらいから、背中の真ん中辺りが詰まる感じで痛くて、

体を捻ると痛くて動かすことができないとやって来ました。

痛み出したのは、自転車で移動中なぜかわからないが、

前のめりになって1回転して転んでからだというのです。

転んだ時、手を着かなかったか聞いてみたが、

何が起こったか、どう転んだかまったくわからないそうだ。

ベッドに仰臥いで寝てもらうと、膝を曲げて寝るので

“膝を曲げるのは癖?”と聞くと

“足を伸ばすと辛いです”と・・・

転んだ時に手を着いたたために前腕骨間膜が緩んだのが

原因で背中が緊張して痛みがで出たと思いましたが、

お腹(腸腰筋  )も影響しているかも・・・

施術を始めると下半身にも多くの異常が出ます。

背中の痛みの一番の原因と思われる手や前腕骨間膜は、

異常はみられるものの、背中に痛みを起こすほどの異常ではありません。

今回もお腹以外を治したところで、ベッドに座ってもらい

背中の痛みを聞くと“だいぶ楽になりました”と言うので、

体を動かして痛みはないか確認してもらうと

体を捻じった時にまだ痛みが出ます。

痛みを感じる箇所は丁度、

大腰筋の起始部の第12胸椎~第4腰椎の真ん中当たりです。

前仙腸靭帯、大腰筋筋膜などお腹の異常部を治して確認してもらうと

“大丈夫です。楽です”

自転車で転んだ時に、多分手を突いて前腕骨間膜が緩み、

それが原因で背中が張り、

プラス、普段からの生活習慣が原因の大腰筋の緊張が

転んだ時の負荷でより強くなり、痛みを起こしたと思われます。

手の守り方、靴の履き方など注意しましたが、

実行する方は少ないですね。