頭痛と魚の目

Mさん 60代 女性

頭痛と肩こりがあり、友人の紹介で来院。

他に、白内障の手術をしていてドライアイになっている。

左足かかとに魚の目ができていて、素足で床を歩くと痛いし、ひざ、腰も時々痛い。

社交ダンスを続けている、などなど・・・

私 「魚の目は履物や履き方を治さないと、仮に手術などでとってもまたできますよ。

   とりあえず頭痛から治しますね。」

足から全身施術、特に頭痛の原因となる箇所を丁寧に診て、

頭痛、肩こりの具合を聞いてみると、頭に少し重たい感じが残っている。

腕をもう一度確認、異常なし。当然、頸椎も異常なし・・・

ということは、あそこかな・・・

鼻炎のポイントである大小口蓋孔を、頬側から徒手確認すると異常が出てくる。

エネルギーを注入すると、残っていた頭の重たい感じがなくなりました。

ひざ・腰の違和感もなくなったところで1回目の施術は終了。

1週間後来院。頭痛も起こらず楽だったようです。

施術を始めて、徒手確認しても前回のような異常は多くありません。

私 「魚の目は固くなった皮膚が神経を圧迫して、痛みを感じます。

  固くなった皮膚が変わらなければ、痛みはなくならいかもしれませんが、

   今日は異常が少ないですから、足裏の魚の目の痛みを改善してみますか・・・ 」

徒手確認のポイントを細かく、圧を掛ける向きもいろいろ変えながら、異常をとり

痛みがなくなったところで素足でフローリングを歩いてもらうと

Mさん 「痛くありません。ありがとうございます。」

私 「固い皮膚が神経にあたらなくなったでしょうね。

   このまま痛みがでないといいですね。」

「魚の目」とは、

名前の通りに魚の眼球に似ていて、足の裏や指にできるのが特徴です。

皮膚の角質の一部が厚くなり、皮膚の深いところにまで進入して、硬い芯を作ります。

魚の目は放置すると角質が硬くなり、魚の目の根元が神経に障るようになって痛みを感じます。

魚の目の正式名は「鶏眼」と言い、コーンと呼ばれることもあります。

皮膚科では魚の目の根の深さや大きさを調べ、魚の目の状態から

下記のようないくつかの治療法が行われます。

  根が深い場合はレーザーで除去したり、手術をします。

  電波を発生させるサージトロンという機械を使って、

  温かいナイフでバター溶かすように魚の目の部分を除去する治療法もあります。

  スピール膏を貼り、角質層がふやけて白く柔らかい状態にしてから、

   削り取る方法もあります。