手根管症候群で針を・・・

50代 女性  Iさん

3ケ月ぶりの来院。

Iさん 「特にどこか痛いわけではありませんが、

      疲れが溜まって体がだるいんです」

仰向けで施術を始めて、下半身、右手と終わり、左手を持つと、

Iさん 「左手がしびれて病院に行ったら、手根管症候群と言われ、

     筋力検査とかで手首に針を刺されてから 手首が痛いんです」

手のしびれならうちに来れば良かったのにと思いながら、

私   「それで、しびれはなくなったんですか?」

Iさん 「しびれも残っているし、手首も痛くなるし、あの病院二度と行きません。」

針を刺された手首周辺の徒手確認を始めると、ちょっと触っただけでも痛がります。

徒手確認の圧を少しづつ強めながら治療し、痛みが出なくなってから、

しびれの状態を聞くと、最初よりいいが中指の先にまだ残っているとのこと。

さらに細かく腕全体の異常をとっても、しびれが残ります。

中指の異常を取って、やっとしびれはなくなりました。

病院では、手根管症候群の診断に

電気刺激を与えて、神経の伝導速度を測り、

遅ければ手根管症候群と云われるそうです。

Iさんは電気刺激を与えるために、手首に針を刺されたようです。

診断されても、症状が改善されず、ましてや悪化する。

病名が解ってもしびれを取ることはできません。